世間一般に出回っている育毛剤には種類も多数あって、どれを使えばいいのかわからないという人も多いでしょう。
そこで、育毛剤の種類と効用について、少し説明してみましょう。
育毛剤を必要とする人は抜け毛を気にしている人だと思いますが、抜け毛にはさまざまな原因があるのです。
男性ホルモンのテストステロンが、5αリダクターゼという変換酵素の働きで、デヒドロテストステロンというホルモンに変質し、このホルモンが抜け毛を引き起こしているのです。
抜け毛を予防することこそがほとんどの育毛剤に与えられた役目ですが、育毛剤の成分はその働きから大きく4つに分けられていて、それぞれが組み合わさることで個々の特徴を出しています。
その4つの働きとは、男性ホルモンの働きを抑えること、毛母細胞を活発化させること、頭皮の血液循環を良くすること、皮脂の分泌を抑えること、以上になっています。
これらの育毛剤の働きが組み合わさって、頭皮は健康な状態に維持されながら、なおかつ栄養補給によって抜け毛が防がれています。
育毛剤を構成している成分には、たとえば塩化カルプロニウム、センブリやニンジンエキス、ビタミンEなどがあります。
育毛剤の効果は、血行促進、発毛促進、皮膚細胞の代謝改善、保湿作用、フケ・カユミを防ぐ、造血機能回復、抗菌などです。
このようないくつもある効果を考慮に入れながら、抜け毛の原因などと照らし合わせて育毛剤を選ぶとより効果的でしょう。
抜け毛の問題は、実は女性でも年齢とともに薄くなるなど悩みを抱えることは多々あり、決して男性特有の悩みではないのです。
育毛剤を使用する前にシャンプーや日ごろのお手入れや生活習慣の見直しも非常に大切です。